電気やガス、上下水道などの公共料金の支払いが。亡くなった方の名義の口座からの自動引き落としになっている場合は、引き落とし口座の変更をすることになります。
■口座引き落とし人変更の手続き
電力会社やガス会社、水道局に申し出れば必要書類が送付されてきます。
その書類に、新しく口座引き落とし人になる人の名前や、金融機関に登録している印鑑などを押印して返送すれば手続きは終了します。
銀行口座などの手続きと比べると、とても簡単です。
■引き継がない契約の場合
携帯電話やインターネットのプロバイダーなどの契約は、引き継ぐ必要がなければ、解約手続きをします。
もし、料金未払いで使用できなくなっている場合は、使用できなくなるまでの間は料金を支払う事になります。
■固定電話の手続き
最近では、ひかり電話が主流になりつつありますが、
固定電話には、一般的に「電話加入権」と呼ばれる施設設置負担金の問題があります。
NTTの固定電話に新規加入する場合、かつては7万円ほどかかっていました。そのため、固定電話は財産とみなされ、相続による相続による名義変更には戸籍謄本や印鑑証明書などが必要となります。
NTTは将来的に加入権を廃止する方向にあります。つまり、財産としての価値がなくなるのです。
ですので、面倒な手続きをせず、電話の名義はそのまま、引き落とし口座だけを変更するだけにとどめておくというのも、よいでしょう。
使用するには何の支障もありません。
以上の様な手続きが必要となりますが、当事務所では葬儀後の手続きの代行を行なっています。
どんな些細なことでも構いません。葬儀後の手続きにお困りでしたら、「ふくまち相談室」までお問い合わせください。