葬儀後、しばらくしてから「死後の手続き」を始めるようになります。

故人名義の預貯金や株式、自動車、自宅などの手続きをしていかなくてはなりません。

また、ゴルフやリゾートの会員権などをお持ちの場合も、その手続きをしていかなければなりません。

◎戸籍謄本や印鑑証明は複数枚必要

銀行など金融機関に必要書類を提出する際、必ず戸籍謄本や印鑑証明書の添付を求められます。

特に、「亡くなられた方の出生から死亡までの連続した戸籍謄本」は必ず必要になります。

提出先を確認したらその枚数分プラス1,2セット余分に用意しておいた方が良いでしょう。

本籍地が遠方になる場合、郵送で取得することになります。足りない場合、再度、取得の手続きが必要になり二度手間となるからです。

また、提出の際、発行日にも気を付けなければいけません。通常「3カ月以内」「6か月以内」という条件がつきます。

戸籍謄本や除籍謄本を何通も取得すると意外と手数料がかかりますので、可能であればコピーで対応してもらうのがベストでしょう。手数料の節約にもなります。

◎金融機関の手続き

故人がどの金融機関と取引していたか確認した後、必要な場合「残高証明」を発行してもらいましょう。

外貨預金や定期預金や投資信託など、通帳では確認しづらい資産を明確にすることができます。

金融機関でも戸籍謄本を求められます。相続人と亡くなった方との関係を証明する必要があるからです。事前に金融機関へ手続きに必要な書類を確認しておくと良いでしょう。